厄年の前立腺がん闘病記

人間ドックから始まった人生初の入院手術記

地獄の数時間

大股開きの羞恥プレーが終わって、尿道カテーテルを装着した状態で手術室から病室に戻ったわけだが、ここからが生検入院最大の地獄がやってきた。

とうぜん、チンポコから膀胱まで管を入れているが、麻酔が効いているうちは何も感じ無い。

しかし、麻酔が切れたら違和感の塊。

イタイとか、ゴロゴロするとかではない。

私の場合は、漏れる寸前の尿意が永遠に襲ってくるのであった。

管が入っているから、自動的におしっこは排出されているのであるのだが、膀胱パンパンで漏れそうな感覚。この辛さは想定外の大外であった。

当然ナースコールを押して看護師さんに伝えると「痛み止めで消えますので、ロキソニンを点滴に入れましょう」とのことで、点滴にロキソニンを注入。

「もしもコレが効かなかったら、眠くなるくらい強い痛み止めをしますね」との言葉を残していなくなる。

なんとなく効いている風もあるんだけど、全身冷や汗でびしょびしょになるは、身体がモジモジしてベットで落ち着かないわでどうにも我慢できずに再度ナースコール。

たぶん術後2時間ぐらい経ってから。

看護師さんが先生に確認してくれて、その強い痛み止めを入れてくれたら、しばらくしてようやっと破裂寸前の尿意がおさまって安堵。

本手術の時にまたコレを味わうとしたら、それがいちばんキツイ気がしている。

全身びしょびしょで、寝間着も濡れてしまって、看護師さんにカラダを拭いて貰って着替え。

女房以外の女に全裸を見られたのは何十年ぶりだ?

ようやっと落ち着いたのが、たぶん夕方。この日は、絶飲絶食なのでスマホをいじって過ごす。

ベッドが合わなくて眠りは浅かった。